ガザの虐殺現場から見つかったイスラエルの兵器のソニー製部品(写真)


ガザ・クザア村の虐殺現場から見つかったイスラエルの兵器に組み込まれたソニー製部品

イスラエルによる空爆・砲撃で完全に廃墟となったガザのクザア村で見つかったイスラエル弾道ミサイルの部品がソニー製であったとのニュースが8月上旬、イランの報道機関プレスTVによって報道されました。


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※クザア村の生存者によるイスラエル戦争犯罪の証言(英語)はこちら

ところが、プレスTVのニュースではソニー製だと分かるかたちでの部品の映像が映されておらず、その真偽に若干の不確定性がありました。しかし、この度「ストップ!ソーダストリーム」キャンペーンは、ガザのパレスチナ人等の協力により、クザア村の破壊した兵器にソニー製品が用いられていたことを明確に示す映像を入手しましたので、ここに公開します(既に一部ネット上では紹介されていますが)。「SONY」「MADE IN JAPAN」の文字がくっきりと写っています。

なお、現地の技術者によると、この兵器は弾道ミサイルではなく、ドローン(無人飛行機)の一部である可能性もあるとのことです。いずれにせよ、ソニー製のCCDカメラがガザ虐殺に用いられていたことは間違いないとみてよいでしょう。

なお、パレスチナ西岸地区における隔離壁アパルトヘイト・ウォール)に設置されているエルビット・システムズ社製の監視システム(LORROS)にも、ソニーのCCDカメラが用いられていることが知られています。そのためエルビット社は、国際的なBDS(ボイコット・投資引き揚げ・制裁)運動の対象となっており、これまでにドイツ銀行やダンスク銀行(デンマーク最大の銀行)、ノルウェーデンマークスウェーデンの年金基金などがエルビット社から資金を引き揚げています。また、エルビット社は、ガザ攻撃で用いられている無人飛行機も製造しています。

ソニーは、今回明らかになった戦争犯罪加担の事実について、市民社会に受け入れられる誠実な説明と行動を行うことが至急求められているといえるでしょう。


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