ガザ虐殺は終わっていない!人権侵害商品ソーダストリームを宣伝するテレビ朝日に抗議を!
イスラエルによる破壊と封鎖によって炭酸水どころか普通の飲料水に欠乏しているガザの子ども達
500人の子どもを含む、2100人以上の犠牲者を出したイスラエルによるガザの虐殺はまだ終わっていません。10万人以上の人々が避難所生活を強いられ続け、停戦合意で約束されたとされるガザ封鎖の緩和は未だに行われていません。西岸地区では8月31日、過去最大規模(4平方km)のパレスチナ人からの土地収用をイスラエルは発表しました。
こうした現実にも関わらず、すでにメディアでパレスチナの人々の苦境が報じられることはほとんどなくなってしまいました。そうした中、テレビ朝日は、9月6日(土)の深夜番組「SmaSTATION!!」で、パレスチナ西岸地区の違法入植地で製造されている家庭用炭酸水製造機「ソーダストリーム」の宣伝協力に踏み切りました。テレビ朝日は、昨年6月にもバラエティ番組の中でソーダストリームを紹介しています。
ソーダストリームがパレスチナ人に対する民族浄化政策に加担する商品であることは、今や広く世界に知られている事実です。今年1月には、人道支援NGOオックスファムが、ソーダストリームの宣伝大使となったスカーレット・ヨハンソンとの契約を解消しました。7月には、ロンドンのソーダストリーム専門店が2年間続いた抗議デモの圧力の中で撤退を決定するとともに、老舗百貨店ジョン・ルイスもソーダストリームの販売を中止しました。さらに日本でも、この8月に予定されていた期間限定ショップ「SodaStream in BC426」が市民の抗議の声によって出店中止に追い込まれています。1年の中で最もソーダストリームが売れる時期であるにも関わらず、50日間にわたるガザ攻撃が行われた今年の夏、ソーダストリームの宣伝をするテレビ番組はありませんでした。
停戦合意がされても、パレスチナの占領が続く限り、イスラエルの入植政策に加担するソーダストリームが違法な人権侵害商品であることに変りはありません。イスラエルのパレスチナ人抑圧の現実に目を背け、ソーダストリームの宣伝協力を繰り返すテレビ朝日に一人での多くの抗議の声を集中させてください!
≪抗議先≫
●テレビ朝日視聴者センター:03-6406-5555
月〜金:8:00〜「報道ステーション」終了時間
土・日:10:00〜18:00(13:00〜14:00は業務休止)
祝日:11:00〜19:00
●「SmaSTATION!!」へのご意見・ご感想・お問い合わせフォーム
https://wws.tv-asahi.co.jp/contact_to/index.php?program=1
≪抗議・質問文(例)≫
●違法なイスラエル入植地製品ソーダストリームの宣伝をしないでください。
●ソーダストリーム販売に協力することはイスラエルの戦争犯罪への加担です。
●ソーダストリームがイスラエルの違法入植地で製造されていることを分かっていて、番組で紹介したのでしょうか?
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【参考記事】
・ソーダストリームのどこが問題?
・何ができる?
・ソーダストリーム回収キャンペーン:知らずに買ってしまった!という方へ
・ソーダストリームが違反している可能性のある国内法規
【お薦め動画】
・パレスチナからのメッセージ:ソーダストリームを買わないで下さい。
・なぜソーダストリームを買ってはいけないのか? ―パレスチナ人にとっての入植地
・なぜソーダストリームを買ってはいけないのか? ―パレスチナ人にとっての入植地(その2)
・なぜソーダストリームを買ってはいけないのか?(その3)
・なぜソーダストリームを買ってはいけないのか?(エドワード・サイード編)