ソーダストリームを販売する高島屋の前にアパルトヘイト・ウォールが出現
去る3月30日、違法イスラエル入植地製品ソーダストリームを販売する高島屋なんば店前にアパルトヘイト・ウォール(隔離壁)が出現し、増税前の駆け込みショッピングをする多くの買い物客を驚かせました。
この日は、国際的に呼びかけられている「イスラエル・アパルトヘイト週間」の期間中であったこともあり、どうやら高島屋のセキュリティ部門の責任者が、ソーダストリーム販売に抗議する市民を排除するため、イスラエル軍に依頼して特別仕様の隔離壁を店舗前に建設してもらったようです。
隔離壁の傍では、本物のイスラエル兵が自動小銃を構え、ソーダストリーム販売やイスラエルのアパルトヘイト(人種隔離)政策に反対する不審な市民がいないかどうか、必死に監視していました。うかつにも「Stop! Sodastream」「No Arms Trade with Israel」などの落書きをでかでかと壁に書かれてしまったことに我慢がならない様子でした。
実際、イスラエルのアパルトヘイトに反対する直接行動は大変な危険を伴うものであり、パレスチナ被占領地では隔離壁に対する抗議デモを行うパレスチナ人がこれまでに何人もイスラエル兵によって殺されてきました。しかし、パレスチナから遠く離れた東アジアにまで進出してきたアパルトヘイト・ビジネスを何とか押しとどめなければならないと考えた市民10数名は、武装イスラエル兵の存在をものともせず、「ストップ!ソーダストリーム」のビラを通行人に手渡し、高島屋をはじめとしたソーダストリーム販売企業が、パレスチナにおけるアパルトヘイト政策に加担している問題を根気強く訴えました。そして、ついに隔離壁を実力で倒すことに成功しました! 以下の映像にはその決定的瞬間が記録されています。
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