ニール・ヤングのイスラエル公演キャンセルとロジャー・ウォーターズ


ソング・フォー・ガザ/ロジャー・ウォーターズ

「守りの刃作戦」開始6日目の7月13日、伝説的ロック・アーティスト、ニール・ヤングは、17日にテルアヴィヴで予定されていた公演のキャンセルを発表しました。ガザ空爆が始まる以前から、ニール・ヤングのテルアヴィヴ公演については、イスラエルアパルトヘイト犯罪に対する無処罰の伝統を助長するものとして、キャンセルを求める声が高まっていました。

キャンセルの2日前には、ピンクフロイドの元メンバーであるロジャー・ウォーターズフェイスブック上で、ニール・ヤング宛に「今こそ、パレスチナの土地に対する不法な植民地化とその先住民族に対する系統的抑圧の隠蔽に私達の名を貸すことを拒否することで、「人種主義に反対するロック」の力を見せるときだ」とキャンセルを促す手紙を発表していました。

これまでに、イスラエルに対する文化ボイコットを求めるパレスチナ人およびイスラエル人の平和活動家の呼びかけに応えるかたちで、エルヴィス・コステロカルロス・サンタナピクシーズ、スタンリー・ジョーダンなどがイスラエル公演をキャンセルしています。


≪Song for Gaza / Roger Waters≫

We shall overcome.
We shall overcome.
We shall overcome some day.

Deep in my heart,
I do believe
that we shall overcom some day.

And we walk hand in hand.
We walk hand in hand.
We walk hand in hand one day.

Deep in my heart,
I do believe
that we walk hand in hand one day.

I will break down prison walls.
We will tear down those prison walls.
Together we will tear down that prison walls someday.

Deep in my heart,
I do believe
that we will tear down all those prison walls on that day.

Deep in my heart,
I do believe
that we will tear down all those prison walls on that day.

And the truth shall set us free.
The truth will set us free.
The truth will set us all free on that day.

And deep in my heart,
I do believe
that the truth will set us all free on that day.

And we shall overcome on that day.


【関連記事】
ニール・ヤングのイスラエル公演、ガザ緊迫化で中止(ロイター、2014年7月14日)
ロジャー・ウォーターズ、イスラエルでのライヴをボイコットするよう呼びかけるロッキング・オン、2013年3月25日)
ロジャー・ウォーターズからスカーレット・ヨハンソンへのメッセージ

【参考記事】
ソーダストリームのどこが問題?
何ができる?
ソーダストリーム回収キャンペーン:知らずに買ってしまった!という方へ
ソーダストリームが違反している可能性のある国内法規

【お薦め動画】
パレスチナからのメッセージ:ソーダストリームを買わないで下さい。
なぜソーダストリームを買ってはいけないのか? ―パレスチナ人にとっての入植地
なぜソーダストリームを買ってはいけないのか? ―パレスチナ人にとっての入植地(その2)
なぜソーダストリームを買ってはいけないのか?(その3)
なぜソーダストリームを買ってはいけないのか?(エドワード・サイード編)