スカーレット・ヨハンソン、イスラエル入植地支持を理由にオックスファムの「大使」を辞任!

違法入植地製品ソーダストリームの広告契約で波紋を呼んでいたハリウッド女優スカーレット・ヨハンソンが、ついに人道支援NGOオックスファムの「グローバル大使」を辞任しました。

スカーレット・ヨハンソンさん、国際親善大使を辞任 CM出演で批判(CNN Japan)
米女優S・ヨハンソンが慈善大使辞任、イスラエル企業のCM出演で(ロイター)
米女優 国際親善大使を辞任へ(NHK)
ヨハンソンさん:慈善大使を辞任(毎日新聞)
S・ヨハンソンさん、慈善大使辞任=CM出演問題に(時事通信)

ヨハンソンの大使辞任に対するオックスファムの声明全文は以下の通りです。

オックスファムは、スカーレット・ヨハンソンの辞任を認めます。
2014年1月30日

オックスファムは、スカーレット・ヨハンソンが、8年間務めた「グローバル大使」の辞任を決めたことを受け入れました。私たちは彼女の多大な貢献に感謝しています。

オックスファムは、私たちの大使の独立性を尊重しますが、ヨハンソン氏が引き受けたソーダストリーム社の宣伝活動は、オクスファムの「グローバル大使」としての役割と相容れないものです。

オックスファムは、ソーダストリームのような入植地で操業される企業活動は、私たちが支援するパレスチナ人コミュニティにおける持続的な貧困や無権利状態を促進するものであると考えます。

オックスファムは、国際法違反であるイスラエル入植地とのいかなる取引にも反対しています。ヨハンソン氏は、2005年以来オックスファムと共に仕事をし、2007年には「グローバル大使」となりました。そして、自然災害被害への関心喚起や、人命援助と貧困撲滅のための募金集めを促進しました。

原文:Oxfam accepts resignation of Scarlett Johansson

※「オクスファム」を「オックスファム」に訂正しました。なお、「オックスファム・ジャパン」のHPにも声明の日本語訳が掲載されましたが、ソーダストリームの社名が「他企業」と訳されています。また、「オックスファムは、国際法違反であるイスラエル入植地とのいかなる取引にも反対しています」の箇所は省略されてしまっています。


【参考記事】
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ソーダストリーム回収キャンペーン:知らずに買ってしまった!という方へ
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