「アースデイ・ネットワーク」がソーダストリームとの提携関係を解消!

パレスチナ占領地で工場を操業するイスラエル企業ソーダストリーム社による「環境保護キャンペーン」に提携参加していたアメリカのNGOアースデイ・ネットワーク」が、世界中から寄せられた批判の声に応じ、ソーダストリーム社との提携関係を解消したことが明らかになりました。

このことは、ソーダストリーム社がパレスチナにおける非道な人権侵害と環境破壊に加担しているという事実が、誤魔化しようのないほど、市民社会に知られるようになってきていることを示しています。

なお、同社の日本支社であるソーダ・ストリーム株式会社のサイトには、今も「Earth Day 2014 (アースデイ) やこのサイトを通じて、世界で起きている環境問題のこと、ペットボトル汚染のことを知ってください」と、あたかも同社が「アースデイ」と何らかの関係をもっているかのような誤印象を与える表記がされたままとなっています。

パレスチナにおける環境保護団体の連合体であるパレスチナ環境NGOネットワーク(PENGON)は、「イスラエルの占領を終わらせるための全米ネットワーク」が4月21日に発表したプレスリリースの中で、今回の動きについて以下のようにコメントしています。

私たちは、アースデイ・ネットワークがイスラエル入植地で工場を操業するソーダストリーム社と関係断絶したことを歓迎します。イスラエルの占領と入植プロジェクトは環境にやさしいものではありません。それどころか、彼らは私たちの土地を略奪し、私たちの水資源を枯渇させ、汚染しています。過去40年間にわたり、イスラエルは入植政策のために何十万本もの樹木を伐採してきました。私たちは、すべての環境団体および活動家に、イスラエルの占領に反対し、私たちの土地に対する系統的で大規模な破壊行為に抗議するよう呼びかけます。

この問題について、アースデイ・ネットワークへのメール送付キャンペーンや情報拡散にご協力いただいた方々に御礼申し上げます。


【関連記事】
占領加担を誤魔化すために環境運動を利用するソーダストリーム社

【参考記事】
ソーダストリームのどこが問題?
何ができる?
ソーダストリーム回収キャンペーン:知らずに買ってしまった!という方へ
ソーダストリームが違反している可能性のある国内法規

【お薦め動画】
パレスチナからのメッセージ:ソーダストリームを買わないで下さい。
なぜソーダストリームを買ってはいけないのか? ―パレスチナ人にとっての入植地
なぜソーダストリームを買ってはいけないのか? ―パレスチナ人にとっての入植地(その2)
なぜソーダストリームを買ってはいけないのか?(その3)
なぜソーダストリームを買ってはいけないのか?(エドワード・サイード編)